欧州委員会(EC)は、3月11日に発表された計画の下、抗生物質をはじめ、その他の広く使われている医薬品について、中国やインドなどへの欧州連合(EU)の重度の依存を減らすことを目指している。だが、コスト面の圧迫を考えるとそれは困難な課題になるだろうと関係者らは述べている。
重要医薬品法案は、健康と医療の安全にとって重要性が高いとECが特定する約270点の医薬品について、これらを製造するサプライチェーンの脆弱性に対処しようとしている。この法案は、EUの政府に対し、価格だけに基づいて後発医薬品に入札する長年の慣習を終わらせるよう求めている。ヨーロッパで使用されている抗生物質の80%以上に含まれる医薬品有効成分はアジアから来ており、主に中国から入ってきている。