投手と打者の二刀流のスター、大谷翔平選手は6月17日、MLBをリードする自身23本目のホームランを打ち、大リーグで通算150号ホームランを記録した日本選手として松井秀喜氏に続いて2人目となった。ロサンゼルス・エンゼルスはカンザスシティ・ロイヤルズに10対9でサヨナラ負けした。
大谷選手は7回、テイラー・クラーク投手が放った初球のチェンジアップを強打し、打球はカウフマンスタジアムで中越えのソロホームランとなり、ロサンゼルス・エンゼルスに8対2のリードを与えた。
「この節目の数字に到達できてうれしいです。明日は151号が打てるように最善を尽くします」と大谷選手はホームランを打った後で語り、このホームランで彼は4本差でアメリカンリーグのトップとなった。2位は昨年アメリカンリーグ記録の62本を打ったヤンキースのアーロン・ジャッジ選手だ。
アメリカでの現役時代、175本のホームランを主にヤンキースで打った松井氏は、彼と打席で張り合い、マウンドでも優れている同国人(大谷選手のこと)を褒め称えた。
「大谷選手が何をしてももう誰も驚かなくなった」と、この49歳の人(松井氏のこと)は6月17日にニューヨークで語った。「自分たちがやっていた野球の時代にはあり得ない話で、想像できないくらいすごいことをしている」。
23本目のホームランを打った翌日、大谷選手は再びホームランを打ち、カンザスシティにロサンゼルス・エンゼルスが5対2で勝利することにつながった。大谷選手は連続安打も15試合に伸ばした。