小田凱人選手は7月16日、男子車いすテニスの決勝で、イギリスのアルフィー・ヒューイット選手に勝ち、ウィンブルドンの男子シングルスでどの部門においてもタイトルを獲得した最年少の選手となった。
この17歳の日本人選手(小田選手のこと)は、第1コートで6-4、6-2で勝ち、6月に全仏オープンで勝利した後、2大会連続の4大大会タイトルを勝ち取った。
「まだ17歳なので、シャンパンを開けたいですが、できません」と、小田選手は英語で語った。「なので、炭酸水を飲まなければなりません」。
小田選手は、全仏オープンでも決勝戦でヒューイット選手を破り、この全仏オープンでの優勝により、17歳33日で、4大大会のシングルスのどの部門でも―ジュニア部門は除き―タイトルを獲得した最年少の男子選手になった。
小田選手は、ウィンブルドンのタイトルを獲得したとき、17歳69日だった。ボリス・ベッカーさんが1985年に17歳228日でウィンブルドン大会会場で最年少の男子シングルスの優勝者になっていた。
女子車いすダブルスの決勝では、ディーデ・デ・グロート選手が、彼女のシングルスでの勝利に続き、イエスカ・グリフィユン選手と共にもう1つタイトルを付け加えた。このオランダ人のペアは、日本の上地結衣選手と、南アフリカのクオゾァード・モンジェーエーヌ選手を6-1、6-4で破った。
デ・グロート選手は7月15日のシングルス決勝でグリフィユン選手を破り、4大大会では11大会連続での、全体では19大会目のタイトル獲得となった。デ・グロート選手は現在、ウィンブルドンでの3つを含め、ダブルスで17のタイトルを保持している。グリフィユン選手にとってはメジャー大会のダブルスでの15個目のタイトルとなった。