共同開催国のオーストラリアとニュージーランドは7月20日、第9回女子ワールドカップを勝利と過去最多の観客数と共に開幕した。開幕前、オークランドにあるノルウェー代表チームのホテル付近で銃撃事件があり、3人が死亡し、6人が負傷した。
戦いの踊り「ハカ」を含め、伝統的なマオリ族の文化を祝う開会式の後、エデンパークでは、チームによる巧みな攻撃をハナ・ウィルキンソン選手のシュートで完成させ、勝負を分け、ニュージーランドがノルウェーに1対0で勝った。FIFAワールドカップでニュージーランド初の勝利だった。
観客数は4万2,137人で、この開催国(ニュージーランドのこと)のサッカーの国際試合における過去の記録を超えた。
「ホームでの大会で、開催中に初勝利を収めることは、女子サッカーにとっても、ニュージーランドの女子サッカーにとっても、歴史的瞬間だった」と、アメリカから来たニュージーランドのサポーターのキルステン・ジョンソンさん(39)は語った。
当局は、ニュージーランド最大の都市(オークランドのこと)での銃撃事件の後、スタジアムの外に警察と警備の人員を多く配備した。
オーストラリア代表(マチルダ)は、シドニーにあるスタジアム・オーストラリアに集まった7万5,784人―国内で開催される女子サッカーの試合で過去最高の観客動員数となる―のファンの前でアイルランドに1対0で勝ち、大会を開始した。
サッカーの世界的統括組織FIFAによるランキングで11位のなでしこジャパンは、7月22日のグループCのオープン戦で77位のザンビアに5対0で快勝した。