日本は9月10日、スタジアム・ド・トゥールーズの満員の会場で、初出場国のチリに42対12で勝利してラグビーワールドカップの戦いをスタートした。
焼け付くような午後の太陽の下で試合をしたブレイブブロッサムズ(日本代表のこと)は、ふくらはぎのけがで試合前に決まっていた姫野和樹キャプテンの欠場を一時的に忘れ、勝利を生み出した。
しかし、プールDの試合を序盤からリードしてきたタフで立ち直りの早いチリのチームとの対戦は簡単ではなかった。チリは反則で2枚のイエローカードにより、勝利は遠のいた。
「チリは本当に気迫に満ちたパフォーマンスでやってきて、本当に力強く、悪魔のようなタックルをして、私たちのボールを奪い、私たちにかなりのプレッシャーをかけた」と、日本のジェイミー・ジョセフ監督は語った。「40ポイントを最終的に取れたことは、大きな勝利だった」。
プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたアマト・ファカタヴァ選手は2回のトライで日本を先導し、18回の試みのうち17回タックルも決め、国際試合でまたも素晴らしいプレーを見せた。彼がケガでトーナメントを欠場するところだったことを考えるとなおさら見事だった。
「今日はかなりきつかった」と、ファカタバ選手は述べた。「私たちはチリが力強いと予測していた。かなり暑かったが、みんなとここに出場できてうれしい。私の初めてのワールドカップ…信じられない。どうやってここへ来られたのか分からない」。
日本の次の対戦相手はイングランドで、9月17日にニースでの試合となる。