11月5日の夜、阪神タイガースが7対1でオリックス・バファローズを大敗させてスリリングな日本シリーズを締めくくった後、優勝できなかった38年間の終わりを阪神タイガースファンが祝い、大阪は沸いた。
大阪市の難波地区は、興奮の中心地となり、騒がしくて陽気なことで知られるチームのファンたちが夜の繁華街に繰り出して歌い踊り、ひょっとしたら道頓堀川でひと泳ぎした。
しかし、多くは水路には近づかなかった。
警察が大量配備され、大部分において、過去のタイガースの優勝―1985年の祝勝ではファンたちがケンタッキーフライドチキンの創業者カーネル・サンダース氏の像を道頓堀川に投げ入れた―の後での事件が繰り返されないようにした。
それでも、11月6日午前12時時点で、37人が飛び込んだとNHKが報じた。負傷者はいなかったという。
関西決戦の日本シリーズは、放送局、飲食店、小売業者にとっても成功だったことが示された。
分析会社のビデオリサーチによると、第7戦の平均視聴率は関東の18.1%に対し、関西では38.1%で、タイガースが日本シリーズを締めくくるときに関西の世帯の50%がチャンネルを合わせたという。
タイガースの親会社が運営する関西の百貨店とスーパーマーケットでは11月6日にチームの勝利を祝うキャンペーンを開始した。
このキャンペーンは、タイガースと大阪を拠点とするバファローズによってすでに引き起こされた好況を継続させるものと見込まれる。