検察は12月19日、岸田文雄首相の政権が政治資金に関する増え続けるスキャンダルに悩まされ続ける中で、最大の派閥を含め、与党自民党の2つの派閥の事務所を捜索した。
東京地検特捜部は、故・安倍晋三首相がかつて率いていた最大の派閥と、自民党の元幹事長の二階俊博氏が率いていた別の派閥に関連する場所を訪問した。
東京地検特捜部はこれらの派閥の会計責任者を立件する意向で、これらの派閥が資金集めのパーティーからの収入の数億円を政治資金収支報告書に記載せず申告しなかったと訴えており、資金は派閥のメンバーの元へ渡ったと、捜査筋は伝えた。
疑わしい資金は、2022年までの5年間で安倍派が約5億円、二階派が1億円以上に上ると考えられると捜査筋は述べた。
このスキャンダルにより、岸田首相は安倍氏がかつて率いていた派閥に所属する4人の大臣を全員交代させた。岸田内閣の支持率は共同通信による最近の調査で最低の22.3%に急落した。