民主党のジョー・バイデン米大統領は6月27日の討論会で不安定な討論ぶりを見せ、他方、彼の対立候補である共和党のドナルド・トランプ氏は一連の虚偽であることの多い主張でバイデン大統領を次々に攻撃した。この過去最高齢の大統領候補者2人(バイデン氏とトランプ氏のこと)は11月の選挙を前にとても個人的なことで侮辱を交わした。
この2人の男性(バイデン氏とトランプ氏のこと)は、世論調査が数ヵ月間、実質接戦となっているこの二人の争いにお互いが変化をもたらそうとして、中絶、移民問題、ウクライナとガザ地区での戦争、お互いの経済政策―そしてさらにお互いのゴルフの腕前まで―について容赦ない言葉をぶつけ合った。
2人のホワイトハウスの職員は、バイデン大統領は風邪をひいていたと述べた。しかし、大統領の安定しない討論の様子は一部の民主党員を不安にさせ、この81歳の人(バイデン氏のこと)はさらに4年間の任期を務めるには年を取りすぎているのではないかという有権者の不安を深めた可能性がある。
バイデン大統領の主要献金者の1人は、バイデン大統領の討論会の出来は「失格」だと評し、8月の民主党の全国委員会に先駆けてバイデン大統領に撤退するよう求める声が新たに上がるのではないかと予測していると述べた。
バイデン大統領とトランプ氏(78)は、どちらも大統領になるにふさわしいか適性を示すプレッシャーにさらされていた。バイデン大統領は年齢と明敏さについての質問に悩まされていて、一方、トランプ氏はその扇動的で虚偽であることが多い発言と膨大な法的な問題は弱点になり続けている。