台風10号(サンサン)は8月29日、その日の午前中にとても強い嵐として鹿児島県薩摩川内市付近に上陸した後、強風と豪雨で日本を襲い、少なくとも4人が死亡、94人が負傷した。
台風10号はその日に強い熱帯暴風雨に勢力を落としたが、九州だけでなく西日本と東日本の広い範囲に大雨を降らせ続け、洪水や土砂崩れに関する警報と、交通網の混乱を全国で引き起こした。
台風10号は三重県南部で停滞し、ゆっくりと北西へ移動、9月1日正午に熱帯低気圧に格下げされた。しかし、気象庁から「台風10号」として言及されたこの熱帯低気圧は、日本のさまざまな地域で広範囲に大雨を降らせた。
9月1日のNHKの報道は、土砂崩れで完全に崩された静岡県のいちご農園の様子を映し出した。
NHKによると、「ビニールハウス全体といちご畑が流された」と農園主は語ったという。「この被害を見たとき、驚いてあぜんとした。もういちごを栽培することは難しいと思う」。