韓国の尹錫悦大統領は、野党が主導する議会が、今月初めに尹大統領が出した短時間の戒厳令の発動宣言をめぐって、2回目の試みで尹大統領を弾劾することに成功した後、「絶対に諦めない」と誓った。これで、少なくとも一時的に、アジアで4番目に大きな経済国(韓国のこと)を覆う政治的な混乱が休止する。
韓国の国会議員300人全員が、12月14日の採決に参加した。「暴動行為」を犯したことと、「憲法を守る義務を放棄したこと」を理由に、204人が尹大統領の弾劾を支持した。合計85人がこの動議に反対票を投じ、3人が棄権し、8票は無効とみなされた。
この措置の通過で、韓悳洙首相は暫定的な指導者を務め、尹大統領は在任のままにはなる。一方、この国の憲法裁判所は尹大統領を退任させるか復職させるかを180日以内に審議する。
しかし尹大統領は、「今のところは休止している」と述べたが、苦境に置かれたこの指導者(尹大統領のこと)は自分の役職に留まるための戦いをやめないと誓った。
「私は絶対に諦めない」と、尹大統領は彼のオフィスからテレビ放送された演説で述べた。「私に向けられた全ての非難、励まし、支援を私は受け入れ、最後までこの国のために全力を尽くす」。