タイとミャンマーの国境で大規模な詐欺拠点―少なくとも12万人が拘束されていなと思われる―から少なくとも7人の日本人が2月20日時点で保護された。この詐欺拠点には、まだ多くの人々が拘束されていると思われる。
保護された日本人は、インターネットを通じた詐欺行為に強制的に関与させられていたと警察が述べている数十万人うちの人たちだ。2月20日にタイの当局が、詐欺拠点に拘束されていた人を大人数で送還し始めた。200人の中国人が自国へ送還され、さらに数百人が数日以内に送還されることになっている。
「ミャンマーでは政情不安により、地元当局を通じて状況を把握することが難しく、そのため、国の警察として、私たちは関わっていた人々の捜査を通して状況を理解するために取り組んでいる」と、警察庁刑事局長の谷滋行氏は2月20日に述べた。
「われわれは、この詐欺拠点が日本の人に対する詐欺の拠点として使われていた可能性があると考えており、まだ他にもたくさんの日本人がここに拘束されている可能性があると考えている」と谷氏は付け加えた。
外務省の職員は、この地域でまだ拘束されている人が何人いるのか不確かだと述べた。