オンダルスネスはノルウェー南部の見事な景色の中に位置する心をつかむ町だ。それは主に、ヘアピンカーブがいっぱいの曲がりくねった山道トロールスティーゲンの片端にあることで有名だ。
車を運転する人はトロールスティーゲン―「トロールの道」―と、険しい山の斜面にあるここの11の急カーブが気に入るだろう。
ずっと続く行ったり来たりが同乗者に過度であるなら、ビジターセンターに車を止めて立ち寄ろう。ここにはレストランと展望台があり、ここから新鮮な山の空気を吸い込み、この素晴らしい山々とスティグフォッセンの滝の信じられないような景色に浸ることができる。みなさんの中で眼力鋭い人なら同じ旅行者たちによって残された積石を見つけさえするかもしれない。
ここはトロールの土地だと言われ続けるかもしれないが、あなたにはそうした思い出させる言葉は必要ないだろう。トロールの像とお土産があちこちにある。橋を渡るたびに、トロールがいる。トロールに会うたびに、代償がある。この紛れもない事実の基本を理解するのにノルウェー人である必要はない。
トロールスティーゲンはヴァルダルとも呼ばれるシルテの谷とオンダルスネスを結んでいる。
オンダルスネスではやることがたくさんある。ロムズデレン・ゴンドラに乗って、町の上へ高くまで上り、あなたがこれまで見てきた中で最も極上の山の景色のいくつかを見下ろそう。レストランで休憩をして―もしあなたの心臓がそれに対応できるなら―パラグライダーで降りよう。
ガイランゲル・フィヨルドのボートツアーにも参加できる。ここはユネスコで保護されたエリアで、壮麗な7姉妹の滝がある。草ぶき屋根の本格的なノルウェーの農家を通り過ぎるだろう。日常生活で見るようなものではない。