スウェーデンのスモーランド地方カルマル郡の中心都市は、どの尺度でも小さく、人口は約3万6,000人しかいない。しかし、ここはかつて、13世紀から17世紀にかけて重要な城塞都市だった。この郡の歴史はさらに昔にまで及んでいる。
カルマル城はこの都市の歴史の中心部だ。外からは、しっかりとしていて余分なもののない外見に見える。近くのデンマークからの侵入を撃退するために建てられた要塞としては当然だろう。
その内部には、鮮明な展示で800年の歴史を見ることができる。当時の衣装を着たスタッフが喜んで城の秘密を解く助けをしてくれる。ディナーホールや女性の牢屋、寝室を見て、当時に遡ってさまよおう。
この地域の歴史と文化を、カルマル郡博物館でさらに学ぼう。心奪われる展示の1つは、5世紀にエーランド島のサンドビーの城で発生した地域全体の大量殺人を検証する殺人ミステリーだ。
エーランド島へは車でエーランド橋を渡って訪れることができる。この橋は、長さ6キロをわずかに超え、ヨーロッパ最長の橋の1つだ。サンドビー城跡は一般公開されていないが、このエリアには他にもたくさん遺跡発掘現場がある。鉄器時代にまで遡る埋葬地を探索しよう。
カルマル大聖堂が中心を占めるカルマルのセントラルスクエアへ向かおう。カルマル大聖堂は、1660年に建設が始まり、完成に40年以上かかった。長年に渡る修復工事で、内装が大幅に改善された。この教会のオルガンは特に人気がある。
最後に、スウェーデンが世界にもたらしたビュッフェスタイルの食事の伝統スモーガスボードを堪能しよう。みんなに十分な量のミートボールとコケモモがある!