新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はもう世界の公衆衛生上の緊急事態ではないと、世界保健機関(WHO)は5月5日に発表し、パンデミックの終わりに向けた大きな一歩となった。COVID-19のパンデミックでは690万人以上が死亡し、世界経済が混乱し、コミュニティーが破壊された。
「COVID-19による国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態が終わったと大きな希望と共に宣言する」とWHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は述べた。
「それはCOVID-19が世界の公衆衛生上の脅威である状態が終わったことを意味しているのではない」と同事務局長は述べ、新しい変異株がまだ出現しうると警告した。