ギリシャの保守派は5月22日、総選挙での大勝の後、連立政権を樹立する機会を与えられた。しかし、単独では政権を握るという約束を果たすのに十分な議席に届かず、6月下旬の再選挙はほぼ確実と思われる。
キリアコス・ミツォタキス首相率いる新民主主義党は5月21日の選挙で40.8%の得票となったが、左派の急進左派連合(SYRIZA)は20.1%の得票だった。政権が盗聴スキャンダルと(新型コロナウイルスの)パンデミック、生活費の危機、2月に死者を出し、国民の怒りを引き起こした電車の衝突事故に直面していたミツォタキス首相にとって、これは驚くべき勝利だった