億万長者のメディア王で、世論を二分する政策でイタリアの政治を変容させ、見境のない発言で側近をよく警戒させた元イタリア首相のシルビオ・ベルルスコーニ氏が6月12日に死去した。86歳だった。
ベルルスコーニ氏は在任期間がイタリアで最長の首相で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領を親しい友人の1人に数えていた。ベルルスコーニ氏は、彼のセックスパーティー「ブンガ・ブンガ」で悪名を稼ぎ、白血病を患い、最近は肺の感染症を発症していた。
ベルルスコーニ氏は、6月9日に入院したミラノのサン・ラファエル病院で死去した。