サウジアラビアで開催された、ウクライナ戦争に関する協議はロシアに「大打撃」を与えたと8月7日にウクライナ政府高官が述べた一方で、ロシアの重要な同盟国である中国はこの協議に参加した後、紛争に中立な立場を堅持すると宣言した。
週末に開かれたこの協議は、中国、インド、米国、欧州諸国を含む40ヵ国以上が参加し、ロシアは不参加。ウクライナが和平のビジョンに支持を得るため、より広範囲な大国の連合を構築する試みとみなされていた。
ウクライナの戦争を平和的に終結させる原則の確立を目的としたこの協議に対しロシアは8月6日、ウクライナ側にグローバル・サウスをつかせようとする西側の破滅的な努力だと断じた。
アンドリー・イェルマーク大統領府長官は首都キーウでの会見で記者団に対し、「われわれは1ヵ月から1ヵ月半以内に再び会合を開き、首脳会談の開催に向けて動き出す」と述べた。
ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領は、2022年2月にロシアが始めた全面戦争を終結させるため、ウクライナが和平の基礎として望む10の原則(10項目の和平案、平和フォーミュラ)を推進している。