メーン州ルイストンでの銃乱射事件で18人を殺害、13人を負傷させた容疑者の男が10月27日、自らを撃った傷により死亡しているのが発見され、同州史上最多の死者が出た銃乱射事件以降48時間にわたる捜査に終止符が打たれた。
ロバート・R・カード容疑者(40)の遺体が発見されたのは、10月25日夜に起きた銃乱射事件の直後に警察が彼の乗り捨てた車を発見した場所から遠くない隣町リズボン・フォールズ近くの森だ。
メーン州のジャネット・ミルズ知事は記者会見で「彼は死亡した」と述べ、捜索に携わった各機関の職員数百人に感謝した。
米陸軍予備役兵だった容疑者は10月25日、ボウリング場で、そして数分後にバーで発砲したとみられていた。
かつて織物の中心地だったルイストンは、メーン州で2番目に人口の多い都市で、普段は賑やかだが穏やかな地域。銃撃事件と長引く捜索が同市を震撼させた。ルイストンは州最大の都市ポートランドから北へ約56キロ、アンドロスコギン川のほとりに位置する。