ジョー・バイデン米大統領と中国の習近平国家主席は11月15日、2大国間の信頼関係を育むため、さまざまなレベルでの軍部同士の対話を再開し、麻薬対策など国境を越えた課題に措置を講じることで合意した。
バイデン氏はサンフランシスコ近郊の邸宅で習氏と4時間以上にわたって会談した後、緊急の必要が生じた場合は電話で連絡を取り合うとも述べた。
習氏を信頼しているかという記者会見での質問に対し、バイデン氏は「信頼せよ、されど確認せよ、と古い格言にある」と答えた。「それが私の立場だ。私たちは競争関係にあるが、私の責任はこの関係を合理的で管理できるものとし、対立を生まないようにすることだ」。
彼はまた、習氏を共産主義国家の「独裁者」と評した。
バイデン氏が2021年に米大統領に就任して以来、2度目となる直接会談で習氏は「両国のような大国にとって、互いに背を向けるという選択肢はない」と述べたが、「一方が他方をつくり変えることは非現実的だ」と付け加えた。