名門校のキャンパスで数週間にわたりパレスチナ支持の抗議デモが繰り広げられた後、コロンビア大学は5月6日、全校規模での卒業式を中止した。しかし、より小規模な学部単位での式典は開催する。
「私たちのキャンパスで大規模な卒業式を開催することには、安全上の懸念があり、残念ながらそれを克服できないことが判明した」と同大広報担当者のベン・チャン氏は述べた。「学生同様、われわれはこの結果に深く失望している」。卒業式は5月15日に予定されていた。
チャン氏によると、ニューヨーク市にある同大学は代替の会場を探したものの、学生、家族、ゲストを収容できる会場が見つからなかったという。通常、総出席者は5万人を超える。
全国的な注目を集めたコロンビア大学での抗議行動に触発され、全米の大学数十校でも同様のデモが行なわれた。学生たちはガザでの停戦を呼び掛け、イスラエルとつながりのある企業への投資撤退を学校に要求している。