ウクライナ外務省は9月2日、国際逮捕令状で指名手配されているウラジーミル・プーチン大統領をモンゴルが逮捕しなかったことは刑事国際法制度に深刻な打撃を与えたと述べた。プーチン大統領は9月2日、ロシアと中国を結ぶ天然ガスの新しいパイプラインが中心になると思われる会談のため、モンゴルに到着した。
国際刑事裁判所(ICC)が昨年、プーチン大統領に対して発行した逮捕令状は、モンゴルを含む124ヵ国のICC加盟国に対し、プーチン大統領が加盟国の領土内に足を踏み入れた場合、ロシアの大統領(プーチン大統領のこと)を逮捕し、オランダのハーグの裁判所での裁判のために移送するように義務付けている。