ジョー・バイデン米大統領は12月1日、息子のハンター・バイデン氏に恩赦を与えたと発表した。税法違反で罪を認め、銃器関連の罪で有罪判決を受けていた息子に対し、法的手続きには関わらないという方針を一転させたものだ。
「本日、私は息子ハンターの恩赦に署名した。就任以降、私は司法省の意思決定に干渉しないと表明し、息子が標的にされ、不当に起訴されるのを目の当たりにしながらも、その約束を守ってきた」と大統領は声明で述べた。
ドナルド・トランプ次期大統領をはじめとする共和党の標的となった、薬物中毒から回復中のハンター氏に関してホワイトハウスは、バイデン大統領は恩赦や減刑はしないと繰り返し述べていた。
「分別のある人なら、ハンターの事例の事実を見れば、標的にされたのは私の息子だからだという結論以外には達しないだろう」と、バイデン大統領はアフリカ訪問の出発直前に発表した声明の中で述べた。