ドナルド・トランプ米大統領は3月15日、紅海で船舶を攻撃したイエメンの親イラン武装組織フーシ派に対し、大規模な軍事攻撃を開始、少なくとも31人が死亡した。
トランプ大統領はさらに、フーシ派の主な後ろ盾となっているイランに対し、同組織への支援を直ちに停止すべきだと警告した。彼は自身が立ち上げたSNS「トゥルース・ソーシャル」の投稿で、イランが米国を脅すようなことがあれば、「アメリカイランに全責任を負わせる。容赦はしない!」と述べた。
これに対しイランの革命防衛隊の最高司令官は3月16日、フーシ派は独立した存在であり、戦略的、作戦的な決断を下すのは彼ら自身だと述べた。
フセイン・サラミ司令官は、「われわれは敵に対し、脅しを実行に移せばイランは断固として破壊的な対応を取ると警告する」と国営メディアに語った。
米政府関係者がロイター通信に語ったところによると、進行中の攻撃は数週間続く可能性があり、トランプ大統領が1月に就任して以来、中東における米軍最大の作戦となる。この攻撃は、米国によるイランへの制裁が続く中で実施された。