南アフリカは見事なディフェンスを見せ、10月28日のラグビー・ワールドカップの決勝戦で12対11の僅差でニュージーランドに勝って、8度目の挑戦で4度目のウェブ・エリス・カップを獲得した。
これまで9回のワールドカップ決勝戦でイエローカードは1枚しか出されていなかったが、ファウルプレイの取り締まりによって、スタッド・ド・フランスでの激しいラグビーの80分間でイエローカードが4枚出されることになった。
オールブラックス(ニュージーランド代表)のキャプテン、サム・ケイン選手はハーフタイムの前、反則行為の映像による再検証の結果、イエローカードがレッドカードに格上げされ、決勝戦で退場した最初の選手になった。
オールブラックスは試合の4分の3を1人少ない中で戦ったにもかかわらず、自分たちのラグビーを続け、開始から1時間が経過する直前、試合の唯一のトライをボーデン・バレット選手が決めて1点差にした。
それでも南アフリカの選手たちは最後の15分、大きなプレッシャーにさらされながら持ちこたえ、ハンドレ・ポラード選手の前半のペナルティーゴール4本が、4年前に彼らが日本で勝ち取ったタイトルを保持するのに十分だった。
南アフリカの勝利は、5大会連続で南半球にトロフィーを手渡すこととなり、2回トロフィーを持ち上げたキャプテンは、オールブラックスのリッチー・マコウ選手の後に次いでシヤ・コリシ選手がわずか2人目となった。
「これを説明するすべはない…私たちがうまくやれたことにただ感謝している」とコリシ選手は語った。