日本初の月探査機が3度目の極寒の月の夜を生き延びたと日本の宇宙機関が4月24日に発表した。
日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)は小型月着陸実証機(SLIM)と呼ばれるこの探査機に4月23日の夜に信号を送ったと発表した。
SLIMはこの信号に返信した。この探査機が月の夜をまた一夜生き延びたことがこれで確認された。月の上では、夜が最大で15日間続く。
月では夜間の気温がマイナス170℃に下がり、昼間は約100℃に上がることがある。
SLIMは1月20日に月面に到達し、日本を月面への月探査機着陸に成功した5番目の国にした。
JAXAはソーシャルメディアプラットフォームのXで、大きな気温の変化にもかかわらず、SLIMの重要な機能は今も作動していると発表した。
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主要7ヵ国(G7)のエネルギー担当閣僚は、2030年代前半に石炭火力発電所を廃止することで原則合意し、化石燃料からの脱却に向けた重要な一歩を踏み出した。
閣僚らは4月30日、自国経済の脱炭素化に向けたG7コミットメントを詳述した最終共同声明を発表した。
トリノで開催されたG7閣僚会議で議長を務めるジルベルト・ピチェット・フラティン伊エネ相は4月29日、閣僚たちは欧州委員会が短期的に提案する予定の、欧州へのロシア産液化天然ガス(LNG)輸入制限の可能性についても検討していると述べた。
石炭に関する今回の合意は、昨年のCOP28国連気候変動対策会議で示された化石燃料の段階的廃止という方向性に沿う重要な一歩だ。石炭は化石燃料の中で最も汚染度が高い。
日本とドイツでは石炭が大きな役割を果たしており、それぞれ昨年の総発電量の25%以上を占めている。
原子力エネルギーとバイオ燃料もまた、イタリアでのこの会議における最優先課題だった。
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ほとんどのアーティストはアートを販売するだけでは生きていくことができない。私は最近、私のようなアーティストが生きていくための収入のさまざまなファネルをどうやって活用するかについて教えてくれるワークショップに参加した。パートタイムの仕事、雑用、貯蓄、配偶者の支援など。私は、多くのアーティストが見落としている1つの収入源が寄付であるということを学んだ。しかし、献金や寄付は助けを求めることを必要とする。
助けを求めることが難しいと思うのはアーティストだけではない。医療費を抱えている人々、薬物の問題を抱える人々、子どものケアの問題に悩む人々など、さまざまな人々が助けを必要としていることを認めることはあまりにも気まずい、もしくは、恥ずかしいことだと思うときがある。私たちは、物乞いのように思われることや、あるいは、他の人に迷惑をかけることを恐れる。助けを求めることは、弱さや依存、劣っていること、コントロールを失うことの兆候であると多くの人々が考える。
Xuan Zhaoさんはそれについて反論するだろう。彼女は、スタンフォード大学の行動科学の研究センターであるSPARQの科学研究者だ。彼女の研究では、人々が他者を助けたいと思う気持ちが過小評価されていることが分かる。助けを求めることと、助けを与えることは、有意義な人間関係を強固にできる。そうした行ないは人々に、私たちが本物で脆弱であるということを示す。それは、私たちを最もリアルにする物事だ。
西洋の社会では、自立と独立に非常に重きが置かれている。今の世界では、私たちは他者に対する思いやりと寛容さを失い始めてきた。私たちの毎晩のニュースは、戦争、飢餓、災害を私たちに思い起こさせる。移民が悪者扱いされている。貧しい人々が無視されている。自分の面倒は自分でみるべきだという見方をするのは簡単だ。
助けを求めるのが難しいのと同じように、そのコインの裏側は、助けを与えるという行ないもまた難しいということだ。強欲と不正が慈善活動と親切な行ないに置き換わってきた。詐欺師とペテン師が私たちからだまし取ってきた。政府はアートと子どものケアと薬物中毒からの回復に対する資金をカットしてきた。医療制度は機能不全であるか、もしくは混乱状態にある。助けを求めることの恐怖と、助けを与えたがらないことは、どちらも世界に対する否定的な見方と恐れに基づいているということを見て取ることは簡単だ。だから、他者に対する善意は過去のことのように見えるだろう。しかし、それは本当だろうか?
私はそうではないと思う。歴史を見てみれば。真の幸福は、分かち合うものが才能であろうと、時間であろうと、お金であろうと、分かち合うことのなかに見つかることが分かるだろう。品位を保って与えることと受け取ることは、その上に人類がつながり、文明を形成することができる柱だ。夜のニュースは、人々が互いに与え合い続けている親切と支援の日々のやりとりに十分な時間を使っていないかもしれない。それは不完全である。しかし、最も良い改善のための要素は、誰もがそこには公益があるということに気付くことだ。アーティストはアートを寄贈できる。私たちの一人ひとりが、ささやかな方法と、大きな方法とで、他の人々の幸福に変化を与えるための選択をすることができる。それは、つながりを持つ心を見つけるかどうかの問題でしかない。
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観光客たちにとって無念極まりないことに、パリで最も有名なキャバレークラブ「ムーラン・ルージュ」の上にあり、ランドマークにもなっている赤い風車の羽根が4月25日の朝の時間帯に地面に落下した。
「135年の歴史の中で、ムーラン・ルージュは多くの冒険を経験してきたが、羽根にこのようなことが起こったのは確かに初めてだ」とこのクラブのゼネラルマネジャーのジャンビクトル・クレリコ氏は報道関係者たちに語った。
風車の羽根は午前2時前に落下したと、同氏は述べた。けが人はいなかった。
ムーラン・ルージュの広報担当者は、この劇場(ムーラン・ルージュのこと)はこの事故の原因を専門家および保険会社と共に調査すると発表した。クレリコ氏は、どんな原因でも、故意のものではなかったと述べた。
1889年に設立されたムーラン・ルージュは19世紀末のパリの文化の世界的なシンボルになった。最近では、観客はほとんどが観光客から成る。
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日本ではゴールデンウィーク連休の2日目となった4月28日、全国各地で気温が上昇した。数百万人の旅行者が、国内外の目的地へと出かけた。
西日本から東北南部まで、晴天が行楽客を迎え、気温は多くの場所で25℃を上回った。京都など複数の市で、気温が30℃に達し、岐阜市ではその境界値に近づいて、今年初めての真夏日の到来が記録された。
日本では5月6日まで続くゴールデンウィーク連休が始まり、大勢の旅行者が帰省や観光のための移動で空港や駅へ向かった。
この繁忙期の連休中に、千葉県の成田空港から国際線で約83万5,200人、国内線で26万3,300人が移動すると予想された。
旅行代理店のJTBによると、新型コロナウイルス感染症のパンデミック前のレベルの約90%に相当する推定2,330万人が、日本で10日間の連休中に旅行すると予想されたという。
今年のゴールデンウィークの連休は、政府が昨年5月に新型コロナウイルス感染症の分類を季節性インフルエンザの同レベルとなる分類に格下げしてから初めてとなる。
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数年前に、私たちは北極圏からそれほど遠くないノルウェー北部にあるロフォーテン諸島を取り上げた。今週は、この諸島のうちの1つ、モスケネス島に注目しよう。この島では、他では見られない手つかずの自然の風景が見られる。
ノルウェー本島のボーデから、モスケネス港までカーフェリーに乗り、それから南西方向へ車で移動して、小さな村、オーへ行こう。この名前は「流れ」を意味し、かつてはここで人々は釣りをして生活していた。現在では、オー村は釣りの博物館が2つあることで知られている。どちらも、高床式の建物で、ノルウェーの国旗と同じ赤で壁が塗られている。どちらも心地よく過ごすのにぴったりな場所だ。
北東へ車で移動してレーヌ村へ行き、レーヌブリンゲン山へのハイキングを楽しもう。このトレイルにはシェルパによって作られた岩の階段があり、登るのに約2時間かかる。ご褒美は、フィヨルド、山の湖、そして下にある村の素晴らしい景色だ。
さらに北へ車で走り、ハムノイへ。橋の「フォトスポット」にしばし止まり、素晴らしい山々を背景に村を完璧にフレームに収めた写真を撮ろう。
それから、2つの大きな橋で北部のフラックスタッドと結ばれた遠隔地にある村、フレドヴァンへ向かおう。フレドヴァンは2ヵ所の最高のトレイルに近い:クヴァルヴィカ・ビーチに続くトレイルと、ライテンに続くトレイルだ。
ライテンのトレイルは往復約3時間かかり、高さ520メートルの地点まで登ると、岩の多い高台からクヴァルヴィカ・ビーチの青く美しい海が見える。直接ビーチに向かうハイキングも可能で、運が良ければこの場所を独り占めできるかもしれない。
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カタールの首都ドーハで開催されているU-23アジアカップで4月29日、日本は準決勝のイラク戦の前半28分に細谷真大、前半42分に荒木遼太郎がそれぞれゴールを決め、サムライブルーがイラクを2-0で下し、パリ大会への切符を手にした。
もう一方の準決勝ではウズベキスタンがインドネシアを2-0で下し、1991年にソ連から独立して以来初のオリンピック出場権を獲得した。日本は8大会連続のオリンピック出場となる。
日本の先制点は28分、藤田譲瑠チマのロングボールを細谷真大がファーストタッチでとらえ、ターンしてゴール隅にたたき込んだ。
この大会は、今夏のパリ五輪アジア最終予選を兼ねており、上位3位までが自動的に出場資格を得る。イラクとインドネシアは5月2日に3位決定戦で対戦し、勝者が残り1枠を獲得する。敗者は5月9日に行なわれるプレーオフで、パリへの出場権をかけてギニアと対戦する。
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