台湾の新総統の頼清徳氏は5月20日に台北で行なわれた就任演説の機会を活用して、中国政府に対して、そして、この民主的な島を中国本土と統合しようという中国政府の願望に対して、明確なメッセージを届けた:台湾は中国に従属する立場にはならないと。
この島(台湾のこと)の中国政府との緊迫した関係において、現状を維持し、安定を守ると誓った頼氏は、衝突の懸念が高まる中で、「平和が唯一の選択肢である」と強調した演説で中国を強く批判した。
「私は中国に、台湾に対する政治的及び軍事的威嚇をやめ、台湾と共に、台湾海峡とさらに広い地域の平和と安定を維持する世界的な責任を共有し、世界に戦争の恐れがないようにすることを求めたい」と頼氏は、ジョー・バイデン米大統領によって派遣された元当局者たちと、日本やイギリス、ドイツ、カナダを含む国の議員たちの前で述べた。
新総統は、中国が、台湾は存在するという「現実と向き合い」、「台湾の人々によって選ばれた法的な政府と、対立するのではなく対話を選ぶ」ことへの期待も表明した。
就任の宣誓をした頼氏(64)は、副総統として4年間仕えた後、蔡英文前総統の後を継いだ。
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500年以上前に、レオナルド・ダ・ヴィンチは「モナ・リザ」を描いた。その後ずっと、芸術歴史学者たちは背景の風景について疑問に思っていた。
それは実在する場所だったのだろうか? もしそうであれば、どこか? ある学者は自分がその謎を解明したと確信している。
アン・ピッツォルッソさんは、それは、イタリア北部のコモ湖の湖畔にある小さな町レッコであると考えている。
「私はレッコに来たとき、(レオナルドが)モナ・リザをここで描いたと気付いた」と、この地質学者でイタリアのルネッサンスの専門家(ピッツォルッソさんのこと)は述べた。
モナ・リザの中のアーチ型の橋は、14世紀のポンテ・アッツォーネ・ヴィスコンティだと、ピッツォルッソさんは述べた。
他の説は、イタリアの別の場所を挙げているが、そうした説の地質学的特徴は「ただ誤っている」とピッツォルッソさんは述べた。
レッコの石灰岩の岩層は、この絵画の中のものと一致すると、ピッツォルッソさんは話した。
アートウォッチUKのマイケル・デイリーさんは、他の説は「今となっては見込みのないものだ」と考えている。
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1月から3月までに、日本で2万1,716人の人々が自宅で一人で死亡したと、警察庁が5月13日に発表した。死亡件数の8割近くが、65歳以上の人々だった。
一人で死亡することについて公式な総数を警察庁が発表したのはこれが初めてだ。この数値には、自殺で亡くなった人も含まれる。
自宅で一人で死亡する高齢者の数は、年間6万8,000人に達すると推定されていると、警察庁の職員である親家和仁氏は、衆議院の委員会で述べた。
日本が人口の高齢化に取り組む中、孤立死について議論することが重要になっている。
ニッセイ基礎研究所による2011年の報告書では、自治体の7割が孤立死に関するデータを集めていないことが分かった。
内閣府では、昨年8月、孤立死について調査する専門家から成るワーキンググループを発足した。
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カナダへの家族旅行の前日、最もストレスを感じたことは、世界の反対側へ行く長距離のフライトに幼児を連れて行くという計画ではなかった。
それは大きな難題にはなるが、なんとかなるだろうという自信があった。
そのことではなく、私の最大のストレスは、友人と家族に十分なお土産を詰めたかどうかだった。
5年間離れていて、私たちはみんなに何か良いものを必ず持っていきたかった。ここ数年の間に、近しい友人のほぼ全員に子どもが生まれ、そのため、持っていかなければならないお土産の数が倍増した。
フライトの前夜、私たちは大阪の百貨店を急いで回り、私たちが見つけられる最良の(そして最も経済的な)ギフトを探した。
持っていったお金があっという間になくなっていくのが信じられないくらいだったが、最終的に、大人たちには日本独特の素敵なお菓子やスナックと、子どもたちには楽しいおもちゃを買うことができたと思う。
最高のお土産は、私の親友の1人に絶対にぴったりの抹茶チーズケーキだった。その友人は、日本のチーズケーキと抹茶なら何にでも夢中になっている。ショッピングリストに載っていたコーヒー好きの人たち向けに地元のコーヒーブレンドと他に面白いスナックを買うこともできた。
梅田での私たちのちょっとした買い物三昧で、日本に来て6年半が経った後、私はお土産文化を完全に受け入れたものだとも気付いた。
実を言うと、最初は日本のお土産文化をあまりよく理解していなかった。
「旅行に行ったというだけで、この人たちみんなにお土産を買わないといけないの?」と私は妻に不満を漏らしたのを覚えている。
しかし、時間が経つにつれて、こうしたちょっとした気遣いの行為が実はかなりの楽しみになると感じ始めた。
もちろん、旅行に行っていた人からちょっとした楽しみをもらうのはいいが、それ以上に、友人や家族にぴったりの贈り物を見つけるためにお土産店に立ち寄るのが楽しみになってきた。
どんなに小さな町にでも、それは明らかにちょっとしたクリエイティブなマーケティングでもあるのだが、その町が誇る名産品がいくつかあるのが分かるのも興味深かった。
今年、私は連続した週末に取材のための出張へ行き、私の義理の母は、私が出張のたびにお土産を持って返ってくるのにやや申し訳なさそうだった。
それで、百貨店が私の財布に深刻なダメージをもたらした後でさえも、私のストレスは消え去り、何年も会っていない人たちも含めて、故郷のみんなにあらゆる種類のちょっとしたお土産を持っていけることに満足を感じた。
しかし、これが自分にとっての完全に無私無欲の行為だとは言えない。
なぜならば、私は絶対に抹茶チーズケーキを一切れもらうからだ。
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緑豊かな歩きやすい休日の旅行先を思い浮かべるとき、中国にあるそうした場所を思い描くことはないだろう。しかし、中国の東岸にあり、台湾海峡を挟んで台湾に面している小さな島、鼓浪嶼はあなたを驚かせ、喜ばせるだろう。
厦門(アモイ)から鼓浪嶼までフェリーに短時間乗ろう。鼓浪嶼は、最も広い地点でも幅2キロほどしかない。島全体が車両進入禁止で、消防車と観光用の小さな電動バギーだけが通行できる。それはかえって好都合なことだ。この魅力的で狭い通りを通るには車では苦労するだろう。中国と西洋の建物が入り交じる景色を楽しむには徒歩が最もよい方法だ。
西洋式の建物は、ほとんどが19世紀に建てられて、その時期、鼓浪嶼は中国に2つある国際居留地の1つだった。
高さ90メートルの日光岩の景勝地までケーブルカーで上り、周辺の景色を眺めよう。その景色は素晴らしいが、そこにたどり着くには長い列に並ばなければならない。
近くの菽荘花園は、海の眺めを含めて、5つの「景勝地」を誇る。この庭園に入ると、壁が開いて、港の素晴らしい眺めが見える。この庭園は1913年に裕福な商人のために建てられたもので、その商人が台湾に移住した際に一般に公開された。ここには、世界中から集められた約40台のピアノを展示するユニークな博物館もある。
最後に、ビーチに行って厦門の大都市の眺めを楽しもう。もっと良い景色を望むなら、17世紀の清王朝時代に戦った将軍、鄭成功の高さ16メートルの像まで上ろう。
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イランのエブラヒム・ライシ大統領は、最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師の 後継者と目される強硬派だったが、搭乗していたヘリコプターがアゼルバイジャン 国境付近の山岳地帯で悪天候のため墜落し死亡したと、当局者とイラン国営メディ アが5月20日に伝えた。
ライシ氏とホセイン・アミール・アブドラヒアン外相、そ の他6人の乗客乗員を乗せ5月19日に墜落したヘリコプターの黒焦げの残骸は、吹 雪の中、夜を徹して捜索した結果、5月20日未明に発見された。
外交政策とイラン の核開発計画について最終的な決定権を持つ最高指導者ハメネイ師は、モハマド・ モクベル第一副大統領が暫定大統領に就任すると述べたと、国営通信IRNAが報じ た。
この事故は、政治的、社会的、経済的な危機をめぐりイラン国内で不満が高ま る中で起きた。イランの聖職の統治者たちは、政府の核開発問題やロシアとの軍事的 関係の深化をめぐって国際的な圧力に直面している。
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ダルビッシュ有は5月19日、不調のブレーブス攻撃陣を圧倒して自己最長となる連続無失点を25イニングに伸ばしてプロ通算200勝を達成、サンディエゴ・パドレスはアトランタに9-1で圧勝した。
アトランタのトゥルーイスト・パークでダルビッシュ(今季4勝1敗)は、7回で99球を投げ、2安打9奪三振1四球で防御率を2.08に下げた。
「有はここ4試合、圧倒的だった」とパドレスのマイク・シルト監督は語った。「見事としか言いようがない」。
ダルビッシュは黒田博樹さん(203勝)、野茂英雄さん(201勝)に続き日米通算200勝を達成した3人目の日本人投手となった。ここ4試合先発で4勝のダルビッシュは、メジャーで107勝、日本プロ野球で93勝を挙げている。
「その2人(野茂と黒田)の投手がどれほど優れているか、当然知っている」とダルビッシュは通訳を介して述べた。「彼らに少しでも近づけただけでも光栄に思うし、今後の自信にもなる」。
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