イスラエル軍は9月23日、レバノンのヒズボラ拠点に対する空爆を開始したと発表した。レバノン当局によると、この数十年で最多の犠牲者が出た日となり、492人が死亡、数万人が安全を求めて避難したという。
10月に敵対関係が激化して以来最大規模の国境を越えた銃撃戦の後、イスラエル側はレバノンの人々に対し、武装勢力が兵器を保管しているとされる地域から避難するよう警告した。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は短い動画でレバノン国民に向け、「イスラエルが戦っているのはあなたたちではなく、ヒズボラだ。ヒズボラはあまりにも長い間、あなた方を人間の盾として利用してきた」と述べた。
レバノン南部では家族らが車やバン、トラックに荷物や人を積み込んだ。爆弾が降り注ぐ中、子どもたちは親の膝の上に体を押し込み、スーツケースは車の屋根にくくりつけられた。北へ向かう高速道路は渋滞していた。歩いて逃げた人もいる。小さな荷物の束を抱えた人々は、レバノンの町ティール近くの海岸を北に向かって歩いた。
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日本に住む80%超の人が、「ふわふわした」という意味の「もふもふ」のような新しい表現を他人が使っても気にしないということが、文化庁による調査により9月17日にわかった。
文化庁は1月から3月にかけ、16歳以上の人6,000人にこの調査を郵送し、3,559件の有効回答を得た。
回答者のうち、56.2%が「素早く」という意味で「さくっと」を使うと答えた。
さらに、回答者の52.6%が、「もふもふ」という言葉を使うと答えた。
この調査の対象者の約52.6%は、「くつろいで」という意味で「まったり」を使うと答えた。
それぞれの言葉について、回答者の80%超は、他の人がこうした言葉を使っても気にならないと答えた。
この調査では、若い世代のほうが新しい表現を使う傾向が強いことが分かった。
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セルビアの中心部にデスポトヴァツという小さな市があり、ここはこの国の最も愛される観光地のいくつかへ向かう出発点になっている。
15世紀に建てられたマナシヤ修道院でセルビアの旅をスタートしよう。この修道院は、高くて分厚い石の壁と12本の塔があり、修道院というよりもむしろ城のように見える。軍事愛好家は、この修道院が軍事建築の重要な一例であることが分かるだろう。他方、普通の旅行者は内部にある美しい青いフレスコ画に感動するだろう。
創設者のステファン・ラザレビッチ氏がこの教会に埋葬されている。彼はセルビアの黄金時代である1389~1427年にセルビアを統治し、「デスポト(専制君主)」の肩書きを与えられた―この語「デスポト」はこの市の名前デスポトヴァツに使われている。
市を取り囲む森林には素晴らしい自然の見どころがある。まずは、8,000万年前のものと言われていて、約4キロの回廊を持つレサブスカ洞窟へ向かおう。この洞窟の内部には、鍾乳石と石筍が明るく照らされていて、ホール部分は壮観だ。
北へほんの数キロのところにヴェリキブクの滝がある。その名は、「The Great Hum(低くうなるような大きな音)」という意味になる。その理由は、高さ25メートルのこの滝の近くへ行けば明らかになるだろう。
さらに遠くへ行くと、また別の驚異的な自然の不思議、クルパジスコの泉がある。下の小川へとふちから流れ出ているターコイズブルーの水が入った楕円形の湖まで歩いていこう。隠された金にまつわる話や1年に1回美しい若い女性を要求する水の精霊の話を含め、この湖の伝説を知るだろう。
最後に、疲れた一日の後には、町へ戻って、おいしいギバニッツァ(フィロ生地で作ったチーズと卵のパイ)を食べよう。
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「ホイホ」(別名キンメペンギン)がニュージーランドの2024年の今年の鳥の称号を得たと、「フォレスト・アンド・バード」が9月16日に発表した。
このコンテストの主催者は、このペンギンは以前にも2019年にこの称号を獲得したと述べた。
今年のコンテストは去年より盛り上がりが控えめだった。去年は、イギリス系アメリカ人で深夜番組の司会者であるジョン・オリバー氏による世界的なキャンペーンにより、計35万を超える投票があった。
今年、ホイホが獲得したのは6,328票だけだった。「フォレスト・アンド・バード」によると、ホイホは世界で最も珍しいペンギンの種だという。その名前は、マオリ語で「騒音を発する者」という意味だが、このペンギンはうまく逃げる習性と強いにおいが有名である。
「フォレスト・アンド・バード」のニコラ・トキCEOは、この種は絶滅の危機にあると述べた。
「私たちはニュージーランド南島におけるホイホの個体数の78%をたった15年間で失ってしまった。捕食動物と気候変動が原因だ」と彼女は話した。
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ロサンゼルス・ドジャースは大谷翔平選手に、その契約の少なくとも一年目の間は、彼らの新しい二刀流のスーパースター(大谷選手のこと)は一刀流の選手になるであろうことを完全に知りながら、オフシーズンに過去最高記録の契約を与えた。
しかし、彼のスーパーパワーの1つを奪われても、大谷選手は歴代の攻撃に関する成績の順位で上位に位置し、7億ドル(1,000億円)の契約がお買い得なものに見えるという歴史的なシーズンをこれまで過ごしている。
大谷選手は9月24日、2024年シーズンの50本目のホームランを打ち、1シーズン中に50本塁打50盗塁を達成した初めての選手になり、大リーグ(MLB)の記録に新たな歴史を刻んだ。
50本塁打50盗塁達成はほとんどの選手にとってそれだけでも十分だが、大谷選手はそれをまるでビデオゲームから抜け出てきたような素晴らしい活躍でこれを達成した。この日本人のスター選手(大谷選手のこと)は、ホームランを3本打ち、6打数6安打10打点、二塁打2本、2盗塁で、マイアミ・マーリンズに20対4で勝った試合を勢いづけた。彼の今シーズンの成績はレギュラーシーズンの9試合を残して51本塁打51盗塁になった。
締めくくりに、ドジャースはこの勝利でプレーオフの出場枠を獲得し、大谷選手はキャリア初のMLBのポストシーズンに出場することになった。
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「あれはねずみのふんに見えるのだけど、どうしてこんなに天井の近くにあるのだろう? ねずみに羽根でもあったみたい」。私はパートナーに声に出してこう言いながら、飛ぶねずみというのはおそらく、コウモリだと気付いた。コウモリを表す日本語を調べる日がくるなんて想像もしなかった。しかし、私の日本語の語彙が増えているのは、まさにこの古い家に住んでいる恩恵の1つだ。
私たちが暮らしている賃貸物件は、珍しい物件だ。それは部分的に改築されている古い家で、家主たちが改築資金が尽きたのがどこか見て取れる。家の正面は、しっかりした戸の付いた素敵な大きな玄関になっている。居間の天井は高い。
しかし、台所と二階へ進むと、入りにくい無駄なスペースがたくさんある。二階にはトイレはなく、設置することもできない。危険なほど傾斜が急な階段は、足が小さな人向けだ。壁や天井に断熱材はない。施錠の仕組みはそれぞれの扉で異なっている。すき間や小さな穴があちこちにある。戸の枠の1つの上には、漢字で「右」と書かれた左向きの矢印がある。
私たちはコウモリを見たことがないが、この家に引っ越してきたばかりなので、私たちの心配事について不動産仲介業者に伝えた。業者は、私が「バットマン」と呼んでいる人物を連れてきた。私たちの玄関口に現れた高齢の夫婦がコウモリの駆除を専門としているのかどうか分からないが、バットマンと彼の妻が到着したとき、彼の小柄な妻は、任務に向けて準備ができているかのように、自信ありげに巨大なはしごを持っていた。バットマンが片方の腕にギプスをしているのに気付き、巨大なコウモリと戦っていて腕をけがしたのだろうかと少し思った。
バットマンと不動産仲介業者は、家の二階の間のスペースに上って入り、コウモリの痕跡を見つけたが、コウモリがもう住んでいないことを確認した。不動産仲介業者は、そのスペースに魅了されて、見てみるように私を招いたので、恐る恐る一目見に上がっていった。そのスペースは驚くほど広く、私はここを「ザ・ポータル」と呼ぶことにした。それは結果的に適切な名前だった。私たちの家の中へ他の多くの哺乳類や昆虫が入ってくるのはこのザ・ポータルを通じてだった。
バットマンの妻がはしごを持ち、私たち3人は全員、はしごを降りて戻ってきた。「コウモリはおりません。心配ありません」とバットマンは言った。その言葉が合図のようになって、彼ら3人全員は荷物をまとめて去っていった。「コウモリはいません。心配ありません」と、私は一人で繰り返した。それから、壁の高いところにあって手が届きにくいコウモリのふんを見上げたとき、「はしごがありません」とも気付いた。
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9月23日にロシアの哨戒機が日本の領空に3回侵入したため日本側は、戦闘機を緊急発進させたと防衛省が発表した。航空自衛隊の戦闘機はフレアを発射、政府がこのような侵入に対する措置を講じ始めてから初めてのことだ。
木原稔防衛相は、ロシアのIL-38哨戒機が9月23日に北海道の礼文島沖で1分間、30秒間、1分間と、3回にわたって日本の領空を侵犯したと発表した。
「今回の領空侵犯は極めて遺憾であり、本日、ロシア政府に対して外交ルートで極めて厳重に抗議するとともに、再発防止を強く求めた」と木原氏は、同省で開かれた記者会見で語った。
木原氏は、今回の領空侵犯は2019年以来初めて公に発表されたロシア軍機による日本領空への侵入であり、8月末の長崎県沖での中国軍偵察機による侵入に続くものだと述べた。
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