東京を拠点とするオービタルレーザーズとインドのロボット技術会社インスペシティは12月17日、軌道から宇宙ごみを除去するためにレーザー搭載衛星の使用を共同研究することで合意したと発表した。これは、軌道上の過密という緊急性が高まっている問題に対する実験的なアプローチだ。両社は、機能しなくなった衛星を軌道から除去することや、宇宙船の使用期間を延長することといった、宇宙空間でのサービスのビジネスの機会を研究する。
オービタルレーザーズは、2024年に日本の衛星大手企業スカパーJSATグループから新たに設立された会社で、レーザーのエネルギーを使用して、宇宙ごみの表面の小さな部分を気化させることで宇宙ごみの回転を止めるシステムを構築しており、これにより、軌道上サービス船が合流しやすくなる。