東京都板橋区の踏切内で昨年12月、56歳の元同僚を自殺に見せかけて殺害したとして警視庁は12月8日、男4人を殺人容疑で逮捕した。
容疑者たちは東京の塗装工事会社「エムエー建装」社長、佐々木学容疑者(39)に指示されていたとみられる。男たちは被害者の高野修さんに線路に立つよう強要し、高野さんは電車にはねられ死亡したとされている。
当初は自殺か事故の可能性が高いとされていたが、踏切付近で目撃された不審な車が佐々木容疑者たちのものと判明し、事件は一転した。警察は、容疑者たちが高野さんに対し常習的に暴行と心理的威圧を加え、指示を断れない状況にしていたと断定した。
当局は、高野さんが2023年12月2日午後11時40分から午前0時までの間に暴行を受け、車に押し込められたと主張している。その後、高野さんは、東武東上線の下赤塚―東武練馬間の踏切内に入るよう強要された。