物理学者のピーター・ヒッグス氏が94歳で死去したと、エディンバラ大学が4月9日に発表した。宇宙にある、検知されていない粒子についての彼の理論は科学を変え、半世紀後にノーベル賞を受賞した発見によって正しさが証明された。
ジュネーブ付近にある欧州合同原子核研究所(CERN)での2012年のヒッグス・ボース粒子の発見は、宇宙についての知識における、30年以上の間で最も大きな進歩として広く認められ、かつてはサイエンス・フィクションだった考えに物理学を向けさせた。
ヒッグス氏が長年教授職に就いてきたエディンバラ大学は、ヒッグス氏が短期間の病気の後で自宅で4月8日に穏やかに亡くなったと発表した。