この交渉について詳しい2人の人物によると、RTXの子会社コリンズ・エアロスペース社は、国際宇宙ステーション(ISS)で宇宙飛行士が使用する新しい宇宙服を開発する契約から撤退する交渉をアメリカ航空宇宙局(NASA)としており、数十年前からある宇宙服にNASAが困難を抱える中でまた1つの後退となるという。
この契約は、ISS用と将来の月のミッション用に新しい宇宙服を開発するため、コリンズ社とアクシオム・スペース社の両社にNASAが2022年に与えた35億ドル(5,630億円)の契約の1部だった。しかし、このプログラムにおけるコリンズ社の役割は難航しており、開発はスケジュールが遅れていて、同社はNASAの職員と、このプログラムにおける同社の役割をどのように縮小していくかについて交渉していると、この情報筋は伝えた。