日本で昨年、病院が臓器移植手術を実施できなかったために臓器移植手術を諦めなければならなかった患者の合計は509人だったと、厚生労働省の調査が9月24日に示した。
病院の人員不足、そうした手術に必要とされる集中治療室のスペースが不十分であることなど病院側の問題が原因で受けられなかった509人のケースを含め、合計3,706人が昨年、臓器移植手術を受けることができなかった。
この509人のうち、心臓の手術を受けることを見送らなければならなかった人が53人で、肺の移植手術を諦めた人が364人、肝臓が15人、膵臓が55人、腎臓が5人、小腸が17人だった。