中国で食料供給を維持する差し迫った必要性により、北京の国際ポテトセンターの研究者のイ・ジーピン氏は、上昇する気温がジャガイモへもたらす影響について3年間の研究を率いている。
イ氏の研究チームは北部河北省と内モンゴルで、現在の平均気温よりも3℃高く設定された実験室で、彼らの作物を3ヵ月間栽培した。チームは通常とは異なる小さいジャガイモを収穫し、中国の一般的なジャガイモの半分以下の重さだった。11月に『クライメート・スマート・アグリカルチャー』誌に掲載された彼らの研究では、気温が高くなるとジャガイモの根茎の成長が10日速くなったが、ジャガイモの収穫量は半分以上削減された。