絶滅危惧種のオセロットを保護する急務で、科学者たちはアメリカを歩きながら繁殖治療に取り組み、このヤマネコ（オセロットのこと）の新世代に弾みをつけようと努めている。

オセロットは1800年代にはアメリカ南西部を歩き回っていたが、それ以降減少し、テキサス州南部に２つある少数の繁殖個体群に残る100匹を下回るまでになった。サンアントニオを拠点とする非営利団体イースト財団は、トゲの多い雑木林内の生息地があるテキサス州南部の牧場地帯810平方キロ以上で、それらの繁殖個体群の１つを管理している。この生息地は、捕まえにくい夜行性のオセロットが大好きなトゲの多い低木の雑木が密に茂っている。同財団の研究獣医のアシュリー・リーヴス氏は、オセロットの減少においては人間が大きな影響を与えたと述べた。