5回の挑戦の後、元防衛大臣の石破茂氏はついに、与党の自民党―と、日本―をリードすることになる。
自民党幹事長を務めたこともあるベテラン政治家の石破氏は、9月27日の自民党総裁選挙で、経済安全保障担当大臣の高市早苗氏を決選投票で破り勝利した。
決選投票で石破氏は、194票を獲得した高市氏に対し215票を得て勝利した。
9月27日の自民党総裁としての就任記者会見で石破氏は、最優先事項の1つは自民党に対する有権者の信頼―政治資金の裏金問題で大きくダメージを受けた―を建て直すことだと強調した。
石破氏は10月1日に議会の投票後に首相に指名される予定だった。しかし、極めて稀な動きの中、この次期の首相(石破氏のこと)は9月30日、衆議院を10月27日に解散して総選挙を実施する予定だと発表した。
「新政権がなるべく早く国民から判断されることは重要だと私は考える」と、石破氏は党本部で開かれた記者会見で述べた。
いつ議会が解散され、総選挙が実施されるかを決めるのは現職の首相の法的義務であり、慣例でもある。