イギリス人はどのように夏を過ごすだろうか? イギリスの素晴らしい海辺で過ごすかつての休日には、キャンプとビーチでの日光浴が含まれていた。
イギリス人は今でも、サウス・ウェスト・イングランドにあるポートランド島のような場所でそのような懐かしの休日を楽しむ。しかし、ポートランド島にはリゾートやビーチ以上の魅力がある。
この島は、ドーセットのウェイマスと短い陸繋砂州でつながっている。長さわずか6キロ、幅2.7キロの小さな島だが、見どころやすることがたくさんある。
最初に立ち寄るべきは、タウト採石場だ。この自然公園は、この島の伝統の一部である採石場を記念し、70個以上の彫刻がある。ポートランドの石灰岩はロンドンにあるセント・ポール大聖堂を建設するために使われた。
次に、ポートランド城へ向かおう。この城は16世紀にフランスの侵攻から守るために建設された。とても保存状態がよく、チューダー様式のキッチンを見学するツアーが提供されている。子どもたちといっしょによろいを着てみよう。そして、砲台の部屋を見よう。フランスの侵攻船を撃つために海に向けて並べられた5門の大砲があるが、実際には一度も使用されることはなかった。
ポートランド博物館で、この島にある化石から、ノルマンディー上陸作戦でこの島が果たした役割、島の岩に衝突したたくさんの船に至るまで、この島の魅力的な歴史について学ぶことができる。
この島を訪れた際のゴールは、最南端にあるポートランド・ビルだ。赤と白のポートランド・ビル・ライトハウスは、海と岩の多い海岸の素晴らしい風景を求めてやってくるたくさんの訪問者を魅了している。
最後に、近くのパルピット・ロック(Pulpitは「説教壇」の意味)まで歩いて行こう。この岩は1870年代に切り出され、巨大な石板が追加されて、説教台の上に置かれた聖書のように見える。足場が頂上までの登りを助けてくれる。