ポーランド東部にほぼ位置するローワー・シレジアは豊富な歴史を持つ地域だ。そして、クドバ=ズドルイはこの美しい風景のポーランドの地域への素晴らしい入口となる。驚くような自然散策から不気味なスカルの教会まで、この小さな町は素晴らしい旅の体験になる。
クドバ=ズドルイはポーランドで最も古い温泉リゾート地の1つだ。その全盛期は19世紀で、人々はその頃、心臓に良いと言われていたここのミネラルウォーターを飲みに来ていた。サナトリウム・ポローニアなどの有名なスパリゾートに滞在して、圧倒されるほどのトリートメントの選択肢で自分を癒そう。
スパ・パークまで散歩をしよう。ここには魅力的な「音楽庭園」があり、ピアノやハープを含め、音楽をテーマにした像がある。この公園には、塩水が小枝の壁を滴り落ちる「吸入室」もある。この水は蒸発して、海の空気を吸っているような感覚を生み出している。近くには古いポンプ室があり、ここでは軽食を取り、ミネラルウォーターを飲むことができる。
この公園の近くには、内部に頭蓋骨と人骨が並んでいるカトリック教会の「スカル・チャペル」がある。1776年にこの教会の創設者は戦争と疫病で死亡した人々の骨と頭蓋骨を集め始めた。約3,000の頭蓋骨がこの教会を埋め尽くしていて、それはこの人々の人生に敬意を払う1つの方法だ。
クドバ=ズドルイにはスパと頭蓋骨以外にももっと多くのものがある。約20キロ西へ少し車に乗り、テーブル・マウンテンへ行こう。ここでは、岩の形成が背の高い「テーブル」とエランド・ロックスのような狭い道を形づくっている。この山の最高地点―地元の人々はそれを「ひいおじいさんの肘掛け椅子」と呼んでいる―からの眺めは、本物だと思えないほど素晴らしい。