Alpha読者の皆さんの中には、仕事で英語を使う機会のあるビジネスパーソンの方も多いことでしょう。今回は、そうした方々に向けたAlphaの活用法をお伝えします。
まずは、ビジネスパーソンにお薦めのAlphaコンテンツをご紹介しましょう。以下のように、Alphaにはビジネス英語のスキルを高めるための連載が充実していますよ。
海外に赴任することになった日本人商社マンの須藤達也。彼が慣れない英語で奮闘する様子を読むことで、英語圏での仕事や生活に必要な表現を学ぶコーナー。覚えていれば、即ビジネスで使える表現が満載です。
「見積もりを取る」「訪問のアポを取る」「修理を依頼する」「苦情を伝える」など、さまざまなシチュエーションにおける英文Emailのサンプルを読みながら、使える表現を学ぶコーナー。英語でメールを書く機会が多いという方には必見のコーナーです。(毎月2・4週目号に掲載)
毎回、特定の企業を取り上げて、その歴史やサクセスストーリーを紹介するドキュメンタリータッチの英文記事です。企業の活動などについて、英語で表現する際のボキャブラリーが身に付きますよ。(毎月1・3週目号に掲載)
「Libra(Facebookが発行予定の仮想通貨)」「new capitalism(新資本主義)」「strong-arm(下請けいじめをする)」「postpartum leave(産後休暇)」のような、現代のビジネス・経済について英語で理解するために必要なキーワードを毎回1つ取り上げて解説。さらに、その用法を例文付きで紹介します。続けて読めば、ビジネス英語力はもちろん、時事に対する理解や、深い教養も身に付いていきます。
こうしたコンテンツを毎回しっかり読むことで、仕事で使える英語力が育っていきますよ。
以前に、日本人と仕事をした経験のあるアメリカ人から、こんな話を聞いたことがあります。
「日本人ビジネスパーソンは、英語でのプレゼンテーションはしっかりこなすが、仕事を終えた後のインフォーマルなパーティーでは、ほとんど話さない」
もちろん日本人全員がこのタイプに当てはまるわけではありませんが、しっかり準備してきたことなら英語で話せるけれど、自由な会話となると何を話したらよいか分からなくなる、という方は多いのではないでしょうか。
当然ながら「雑談力」も大事なビジネススキルの1つ。英語で雑談する力を伸ばすには、実は英字新聞が最適なツールなのです。例えば、あなたが英語圏の人(仮にアメリカ人としましょう)と商談を終えて雑談するとしたら、どんな会話をしますか。天気の話や相手の出身地に関することなどはもちろん、最近起きた出来事、日本人大リーガーの活躍、話題のハリウッド映画など、幅広い話題をカバーできるようになると話が弾みますよ。ご存じの通り、新聞は政治経済、環境問題、社会問題、スポーツ、芸能など、さまざまな分野のニュースを扱っています。つまり、英字新聞を読むことで、幅広い分野のことを英語で語るためのボキャブラリーや言い回しが身に付くというわけです。
特にAlphaには、科学・健康に関する最新の話題を短めの英文記事で紹介する「Science & Health」というコーナーがあり(毎月2・4週目号に掲載)、ここでは雑談に使えそうな話題を数多く提供しています。過去には「女性の脳年齢、男性より平均3歳若い」「加齢を恐れる人ほど、寿命が短い傾向に」「ジョギングは短時間でも長時間でも健康効果あり」「犬は他の犬に嫉妬する」などの記事を扱いました。こうしたものは、関連する話題(例えばジョギング)が出た時に、雑談のネタとして使えます。ぜひ、ここで読んだことを英語で話す練習をして雑談のストックを増やしておきましょう。この他、最近のニュースについて2人の人間が英語で雑談をする「Small Tall About News」という、まさに雑談力アップを目的とした連載もありますよ(毎月1・3週目号に掲載)。
このように、ビジネスで英語を使う方は、「英語の雑談で使えるネタを仕入れる」という観点でAlphaの記事を読んでみることをお勧めします。