京都市は市内の宿泊税を1泊あたり最高で1万円に引き上げる予定だ。日本で最高額となる。
京都市は宿泊している観光客に宿泊税を2018年から課してきた。各施設で請求できる最高額は現在、1人1泊1,000円となっている。
新しい計画では宿泊税は施設により異なり、1泊6,000円未満の宿泊で200円、1泊10万円以上の宿泊で1万円となる。2026年3月から始まる見込みだ。
宿泊税による収入は、公共交通機関を追加整備するなどのインフラの改善に活用される。
京都市の松井孝治市長は1月14日、観光と市民の生活とを両立させることが重要であり、「観光が私たちの生活からかけ離れたものではなく、むしろ、市民の生活の豊かさに直接つながっているものであるということに、市民に気付いてもらうこと」が重要だと述べた。
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日本相撲協会は1月17日、大相撲で10回の優勝を果たした横綱・照ノ富士(33、モンゴル出身)が引退すると発表した。
両膝の痛みと慢性的な糖尿病を患う照ノ富士は、昨年6場所のうち15日間出場したのは2場所にとどまっていた。2021年7月に横綱に昇進して以来、21場所で13度休場した。
照ノ富士は現在開催中の初場所で、5日目の16日に休場した。その前日に負けて、2勝2敗となっていた。
「14年間、本当に激しい相撲人生だった」と照ノ富士は17日、都内での記者会見で語った。「今場所では思いどおりの相撲ができなくなった」。
照ノ富士の相撲人生は山あり谷ありで、その不屈の闘志は多くの人を勇気付けた。
照ノ富士は2021年8月に日本国籍を取得した。引退後は親方となる。
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1月が終わろうとしている中で、私たちの多くは、新年の抱負がどのくらい進んでいるかを考える。年の始めは、新しい一章のように感じられることが多く、野心的な目標を立てたり、大きな変化を約束したりするタイミングだ。世界中の人が新年の抱負を立てるが、カレンダーにある1つの日付が、私たちが暮らしを改善し始める理想的な瞬間としてとらえられていることを私はいつも不思議に思っていた。
振り返ると、私はそれなりの数の新年の抱負―実は、数えきれないほどの―を立てて、その大半は数日で挫折して、ときには数時間で挫折したこともあった。それがチョコレートを断つことであろうと、もっと運動をすることであろうと、新しいスキルを身につけることであろうと、最初の熱心さは古い習慣によく負けてきた。新年の抱負は、約束にもかかわらず、変化するための真の決意というよりもむしろつかの間の宣言のような感じがすることもある。
とはいえ、一年の最初は―またはあらゆる振り返りの瞬間は―それでも、有意義な目標を設定する重要な機会になりうる。ある一つの日付の象徴的な重みに頼るのではなく、持続する習慣を生み出すための計画と決意をもって、よく考えて変化にアプローチすることが鍵だ。結局のところ、真の変化は大げさな約束から生じるのではない;それは不断の努力から生じるものだ。
例えば、減量するという典型的な抱負を見てみよう。それを抽象的な目標として考えるのではなく、もっと効果的なアプローチについて考えてみよう。現実的で一歩ずつの計画を書き出してみよう。実行可能な運動の日課を設け、毎日実行することができる食習慣を選び、時間の経過に伴って進捗を確認しよう。小さな、達成可能な一歩一歩に焦点を当てることで、自然にライフスタイルの一部になる習慣を構築していく。
結果にフォーカスするのではなく、過程にフォーカスすることに思考を切り替えることも役立つ。例えば、減量は体重計の上で特定の数字を達成することだけではない;それは、健康でアクティブなライフスタイルを構築することだ。1ヵ月間運動することを達成できたことや、毎日よりよい食事を選択できたことなど、小さな勝利を祝おう。こうした小さな勝利は、勢いを生み出し、進んでいくにつれてさらなる改善のための構成要素になる。
結局のところ、新年の抱負が失敗に終わるのは、それらが漠然とし過ぎているか、野心的すぎるからであることが多い。あるいは、自分が個人的にやる気があってではなく、外部からの圧力を感じて、新年の抱負を立てるときもあるだろう。特別な日に抱負を立てるのではなく、自分の価値観と願望に合った良い習慣を構築することに集中しよう。一年の始めでも、月末でも、あるいは今日であっても、自分をよりよくしていくことを約束するのに最適なタイミングは、いつでも自分が最初の一歩を踏み出して、それを貫く準備ができたときだ。
もしあなたが、新年の抱負を守れなかったとしても、まだ遅くはない。今こそが、その目標をより意味のある、持続可能なものに再構築する時かもしれない。
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ジョージア中部のクタイシは、世界で最も古い都市の1つだ。少なくとも紀元前6世紀から5世紀には、すでに人々がこの地に住んでいた。クタイシは、オスマントルコ帝国やロシア帝国を含む、数々の王国の興亡を見届けてきた。
この街には、観光客が訪れるべき多くの歴史が詰まっている。その一端を感じられるのが、バグラティ大聖堂である。11世紀に建てられたこの大聖堂は、1692年に侵攻してきたオスマントルコ帝国の軍隊によってひどい損傷を受けた。前世紀に始まった大規模な改修工事により、観光名所としての地位を確立したが、それでも一部には損傷が残っている。丘の上に建つ大聖堂の敷地から、眼下に広がるクタイシの眺めを楽しもう。
歩いて丘を下りて、川にかかった橋を渡り、市の中心地の近くのコルキスの泉へ。この噴水の中にある印象的な馬の像は、コルキス文化の青銅器時代の彫像を基にしている。
ジョージアのこの地域には、クタイシの外にも多くの魅力がある。東のチアトゥラ村まで日帰り旅行へ行こう。この村の近くにはカツヒの柱がそびえ立ち、高さ約40メートルの柱の上には教会が建てられている。その独特な歴史を学ぶため、ガイドと一緒に訪れると良いだろう。
あるいは、北西部へ向かって、クタイシから車で約30分のプロメテウス洞窟へ向かおう。この洞窟は長さが約11キロで、ホールが22ヵ所ある。その全てが一般公開されているわけではないが、ライトアップの演出は一見の価値がある。色付きのライトを使うことに違和感を覚えるかもしれないが、その迫力に驚かされること間違いない。
続けてオカツェ渓谷まで行って、崖の小道に沿って、ぞっとするような崖登りをしよう。最大で3時間かかる長い道のりだが、高台の展望台から眺める森林の景色は息をのむほど美しく、その道のりを歩いたかいがあるだろう。
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ドナルド・トランプ氏は1月20日、すし詰め状態のアメリカ議事堂の円形広間で、就任の宣誓をした。ここでトランプ氏を取り巻いていたのは、8年前とはとても異なるアメリカ政府だった。
8年前、トランプ氏が就任の場で「アメリカの殺りく」について演説をした際には、共和党議会の多くが、彼が掲げた政策課題の最も過激なものに抵抗するべく静かに準備をしていた。
今は、共和党員たちはほとんど全員一致で、この大統領を支持している。トランプ氏をかつては拒絶した世界の首脳たちと企業のCEOたちが式典に出席していた。
広がる支持とアメリカ政府内での共和党員たちの団結した力にもかかわらず、トランプ氏の2期目の大統領職はそれでもなお障害に直面している。トランプ氏と共和党の指導者たちは下院での僅差の過半数や党内で見解が対立する中、税金を削減し、国境を強化し、移民を強制送還し、エネルギー生産を強化する大規模な法案をもくろんでいる。
「社会の支柱が崩れ、完全に荒廃したようにみえる状態に陥る中、長年にわたって過激で腐敗した支配層は国民から権力と富を搾取してきた」と、トランプ氏は就任演説で述べた。「この瞬間から、アメリカの下降は終わる」。
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世界の高級品メーカーは今年、アメリカ市場を非常に重視することが予想される。
モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンやケリングといった企業は、数十年間、中国のバイヤーから得られるビジネスに依存してきた。
しかし、3,630億ユーロ(57兆円)の世界の高級品市場では、ここ数年で最低の売上率になっている。中国の消費者たちも、皮革製品や衣類に以前ほどの購買意欲がなくなってきている。
そこで高級ブランド各社は、アメリカの好調な株式市場と暗号通貨の興隆に連動するアメリカの富を利用しようと考えている。
ドナルド・トランプ米大統領が関税を課す計画をしていることもまた、ドルを強くする要因になり得る。
高級ブランドへの12月のアメリカのクレジットカード利用額は、2年以上ぶりにプラスに転じた。シティが提供するクレジットカード利用データによれば、前年同期比で1%増となる。皮革製品と衣類の売上増がクレジットカード利用額を押し上げた。
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韓国で弾劾訴追された尹錫悦大統領は1月20日、内乱を首謀したかどうかを調査する捜査当局の事情聴取を拒否した。一方で、支持者数十人が裁判所庁舎を襲撃した事件で起訴される可能性がある。
当局によると、尹氏が公判前の収監者として収容されているソウル拘置所と、同氏を永久に罷免するかどうかを決める弾劾裁判が開かれている憲法裁判所では、警備が強化されたという。
尹氏は12月3日の短期間の戒厳令布告をめぐって1月15日、韓国の現職大統領として初めて拘束された。
証拠隠滅の恐れがあるとして、1月19日深夜に裁判所が令状を承認した後、尹氏は顔写真の撮影を含む正式な拘留手続きを受けた。/ その決定を受けて、怒った大統領支持者たちは、ソウル西部地方裁判所の庁舎を襲撃、器物を破壊し、壊れたバリケードを使って警察を圧倒した。
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