気象庁は8月8日、南海トラフ巨大地震の可能性についての注意喚起(「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」)を初めて発表した。これは、九州沖で同日に発生したマグニチュード7.1の地震を受けてのことだ。
南海トラフ地震の想定震源域で大規模地震が発生する可能性は平常時に比べて相対的に高まっていると考えられると同庁は述べたが、特定の期間中に地震が必ず発生するという意味ではないと付け加えた。この注意情報は1週間続く予定とされ、解除後も住民たちは油断すべきではないと当局者は述べた。
内閣府によると、気象庁は南海トラフ沿いで異常現象が観測された場合や、地震の可能性が高まったと考えられる場合に、今回のような注意情報を発表する。
南海トラフ巨大地震に関する気象庁からの情報は、注意と警戒の2段階で発表される。同庁は8月8日、低い段階にあたる注意を発表し、避難が必要な場合に備えるよう促した。