アルゼンチンとブラジルの感染が多い地域での感染件数は安定したように見えるものの、アメリカ大陸でデング熱の感染が「緊急事態」を発生させていると、汎アメリカ保健機構(PAHO)の事務局長が4月18日に発表した。
国連機関であるPAHOは、今年初めから3月下旬までに、アメリカ大陸各地で480万人以上のデング熱の感染を確認し、この件数は2023年の同時期と比較して260%増となる。
この期間中に、蚊が媒介するこのウイルス性疾患(デング熱のこと)で1,700人以上が死亡し、4,000人以上がデング熱で重症になった。
「緊急事態が発生している」とPAHOのジャルバス・バルボサ事務局長は記者会見で述べた。