ブルガリアの考古学者たちは古代ローマの下水道での発掘作業中に予想外の宝物―ギリシャ神話に登場するヘルメス神を表す保存状態の良い大理石の像―を偶然見つけた。
高さ2メートルのこの像は、ブルガリア南西部の古代都市ヘラクレア・シンティカ遺跡での発掘作業中に発見された。この古代都市は、ギリシャとの国境に近いところにあり、紀元前356年から339年の間に創設された。
発掘作業を指揮する考古学者たちは、この広い都市を紀元後388年頃に地震が破壊した後、この像は下水道の中に慎重に置かれて土で包まれたことでこの良好な状態にあると説明した。