人工膝関節置換術の担当外科医は、気付かずに、患者に悪い結果をもたらしている可能性があることが、ある研究で示された。この研究は、もっと患者ごとの個別のアプローチが良い影響をもたらす可能性があることを示唆している。
そうした手術中に、担当外科医は従来、尻、膝、足首を一直線に並べるようにしてきた。『骨と関節の研究誌』に掲載されたこの研究では、もしも体のこれらの部位がそもそも一直線に並んでいなかったのだとしたら、そうするのはよくない考えだということが分かった。変形性関節炎で人工膝関節置換術の手術を受けた231人の患者のうち、膝の並びが変えられた人はその後、平均で4年以上経った後で質問された際に、症状の著しい悪化を報告したことがこの研究で分かった。