イスラエル政府高官は6月17日、ベンヤミン・ネタニヤフ首相が6人の閣僚から成る戦時内閣を解散したと述べた。中道派のベニー・ガンツ元陸軍大将の政権離脱を受けて、おおかた予想されていた動きだ。
ネタニヤフ首相は今後、戦時内閣にいたヨアヴ・ガラント国防相やロン・デルメル戦略問題担当相を含む少数の閣僚グループと、ガザでの戦争に関する協議を行なう見込みだ。
この動きは、レバノンとの国境における紛争の沈静化に向けて米国のアモス・ホッホシュタイン特使がエルサレムを訪問した際に発表された。イスラエルはこの地域について、イランに支援された民兵組織ヒズボラとの緊張から、より大きな紛争に近づいていると述べた。
イスラエル軍は6月17日、レバノン南部セラー地区のロケット・ミサイル基地でヒズボラの幹部を殺害したと発表した。
同軍はさらに、(パレスチナの)飛び地ガザの中心部だけでなく南部でも軍事作戦を継続していると述べた。