世界各地での紛争の増加により、主に動乱の起きている地域で人命を守る予防接種の供給が遅れ、昨年はさらに多くの子どもたちが、ジフテリアや破傷風、百日咳などの疾患向けの重要なワクチンの取り組みから取り残されたと、国連が7月15日に発表した。
国連の推定によると、2023年には約1,450万人の子どもたちがワクチンを受けられず、これと比較して前年は1,390万人だったという。しかし、この数は新型コロナウイルス感染症のパンデミック中よりは少なく、パンデミック中には約1,800万人の子どもたちがワクチンから取り残された。