イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の報道官であるオメル・ドストリ氏は11月11日、イランが支援するレバノンの武装組織ヒズボラに致命的な打撃を与えた9月のポケベル爆破攻撃を同首相が承認していたと語った。
2023年10月のガザ戦争開始以来、ヒズボラと国境を越えた戦闘を続けているイスラエル軍は当初、この一斉爆発に関する質問への回答を拒否していた。
ベイルート南部の郊外や他のヒズボラ拠点で9月17日、ポケベル数千台が同時に爆発した。ほとんどの場合、メッセージ着信音が鳴った後だった。
イスラエルとの1年近い対立の中で、この事件はヒズボラにとって「最大の安全保障上の侵害」だったと、ヒズボラ関係者は匿名を条件に述べた。
イスラエルのメディアによると、ネタニヤフ首相は閣議でその攻撃の責任を認め、国防当局の高官や政治家がポケベルの爆破に反対していたものの、自らの判断で作戦を実行したと閣僚に語ったという。