「下請け」は現代ビジネスとは不可分一体だ。企業の製品一つをとっても、一社で一貫生産されることの方がまれだ。また多くの場合、業界内の力関係から下請けは発注元の理不尽な要求を受け入れざるを得ない立場にある。2024年6月にも、大阪の印刷会社「大阪シーリング印刷」が下請けのデザイナーなどに2万4600回にわたって無償でデザインのやり直しをさせたとして、公正取引委員会から再発防止の勧告を受けた。
英語で「下請け」はsubcontractorだ。subway(地下鉄)のように、接頭辞sub-には「下の、下位の」という意味があり、contractor(請負業者)と結びついて「下位の請負業者」、つまり「下請け」になる。さらに下位の業者が受注すれば「孫請け」になるが、英語では「孫」は使わずに、sub-subcontractor(下のさらに下の請負業者)という単語で「孫請け」を表す。また、「元請け」はprimary contractorやmain contractorと言う。
こうした序列を考えない場合は、outsourcing partnerやoutsourcing vendor(外注業者、外部委託業者)などのフレーズでまとめられるだろう。
英語で「下請け」はsubcontractorだ。subway(地下鉄)のように、接頭辞sub-には「下の、下位の」という意味があり、contractor(請負業者)と結びついて「下位の請負業者」、つまり「下請け」になる。さらに下位の業者が受注すれば「孫請け」になるが、英語では「孫」は使わずに、sub-subcontractor(下のさらに下の請負業者)という単語で「孫請け」を表す。また、「元請け」はprimary contractorやmain contractorと言う。
こうした序列を考えない場合は、outsourcing partnerやoutsourcing vendor(外注業者、外部委託業者)などのフレーズでまとめられるだろう。
例文
Many labor experts argue that the subcontractor model often leads to harsh working conditions and exploitation, as primary contractors pass along the work of cutting costs and shortening deadlines.
多くの労働専門家が主張するには、元請け業者がコスト削減と納期短縮の責任を下請け業者に押し付けるため、下請けモデルは過酷な労働条件や搾取につながることが多い。
多くの労働専門家が主張するには、元請け業者がコスト削減と納期短縮の責任を下請け業者に押し付けるため、下請けモデルは過酷な労働条件や搾取につながることが多い。
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・outsource:外注する
・in-house:【形・副】自社の(で)、社内の(で)
・intermediate / middleman:中抜き業者(ただし、extracting a portion of the budget「予算の一部を抜き取る」などと補足すれば分かりやすい )
・general contractor:ゼネコン、総合建設請負業者
・sole proprietor:個人事業主
・self-employed contractor:一人親方
・original equipment manufacturer:OEM(製造委託元のブランドで販売される製品を作る業者)
・private label:自社ブランド(日本でいう「プライベートブランド、PB」は間違いとは言えないが、自然な英語ではprivate labelと呼ばれる)
・in-house:【形・副】自社の(で)、社内の(で)
・intermediate / middleman:中抜き業者(ただし、extracting a portion of the budget「予算の一部を抜き取る」などと補足すれば分かりやすい )
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・sole proprietor:個人事業主
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・original equipment manufacturer:OEM(製造委託元のブランドで販売される製品を作る業者)
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