約5,000年前、北ヨーロッパの人口が激減し、その地域の各地で石器時代の農耕を営む集落を大幅に減らした。新石器時代の人口激減と呼ばれるこの惨事の原因は未だに議論の余地がある。

スカンジナビアの古代埋葬地の墓から発掘された人間の骨と歯から得られたDNAを基にした新研究は、病気、具体的にはペストが新石器時代の人口激減の原因となった可能性があることを示した。

これらの人間の遺体は、せん道墓と呼ばれる巨大な石で建てられた種類の巨石墓からのものだ。

108人の人々の遺体が研究された。そのうち17％にあたる18人が、死亡時にペストに感染していた。